始む
はじむ
Nidan verb (lower class) with 'mu' ending (archaic)
標準
to start
文例 · 用例
隣りに言葉|訛り奇妙なる二人連れの饒舌もいびきの音に変って、向うのせなあが追分を歌い始むれば甲板に誰れの持て来たものか轡虫の鳴き出したるなど面白し。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
仮りにこれらが知られたりとするも、多数の弱点が同時に不安定に近づく時、そのいずれが先ず変化を始むべきかはいわゆる偶然の決する所なるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
(神経質なる態度にて、あちこち歩き始む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
画家は画室をあちこち駈け廻り枠なぞを倒し、紙の張りある板何枚かをひっくり返して、その一枚を画架に載せ、箪笥を引開け、チョオクの入れある箱を取出し、大急ぎにてかき始む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(あちこち歩き始む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
画家は再び戸を鎖し、跡に戻り、物を案ずる様にて部屋の内をあちこち歩き、何かそこらの物を手に取りては置き、また外の物を手に取りては置き、紙巻を一本取りて火を付け、一吸吸い、忽ちそれを投げ捨て、右手の為事机に駈け寄り、慌ただしく物をかき始む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
然らば未来の劇詩家たらんものは、必らず先づ劇界内部の事情に通暁する後に、其作を始むべきか。
— 北村透谷 『劇詩の前途如何』 青空文庫
今に於ては戦を始むるの外思案に及ばずとありけるを聞て、遠藤喜右衛門然るべく覚え候。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
作例 · 標準
順番待ちの列で、彼は一番始めに並んでいた。
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このクラスでは、彼女がいつも始めに手を挙げる。
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コンテストの始めの出場者は、緊張で声が震えていた。
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