罪を犯す
つみをおかす
表現動詞-五段-サ行
標準
to commit a crime
文例 · 用例
まことにまことしやかな世間といふものが、自信を以て時に軽剽の罪を犯すのであつてみれば、それは、そのわけは此処にあるのである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
そう言って、イフィゲニアの犠牲の悲惨な例をあげ、犠牲の罪悪である事、その罪悪を犯させるものはすなわち宗教である事、そういう事になるのは畢竟人間が死を恐れるためであるが、死が何物であるかをほんとうによく知りさえすれば、そんな恐怖もなくなり、従って宗教が罪を犯す事もなくなる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
しかし私がもしそういう罪を犯す危険が少しもないくらいであったら、私はおそらくルクレチウスの一巻を塵溜の中に投げ込んでしまったであろう。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
金銭の罪を犯す人の身のまわりには、きっとこんなたちの女が坐っているのだろうと思いました。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
甚だしいものになると、随分と不可ないことでも、兄弟のやることだと是認した上、自分までその悪事に加担して遂に大罪を犯すことがあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
まず博士の神学を挙げて二度これを満場に承認せしめこれを以て大前提とし次にビジテリアンがこれに背くことを述べて小前提とし最後にビジテリアンが故に神に背くことを断定し菜食なる小善の故に神に背くの大罪を犯すことを暗示|致されました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
「被告は決して犯罪を犯す積りではありませんでした。
— 平出修 『公判』 青空文庫
けれども姉はそんなに手きびしく断られるといよいよ総身が燃え立つように欲しくなり、妹に較べておとなしいとはいうものの、普段おとなしい子こそ思いつめた時にかえって残酷のおそろしい罪を犯す。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
どんなに生活に困窮していたとしても、罪を犯すことは決して許されない。
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彼は一時の感情に流されて罪を犯してしまい、その後の人生を棒に振った。
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若者が罪を犯さないような社会環境を整えることが、大人たちの責任だ。
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