忽然
こつぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
sudden
文例 · 用例
夜一夜あのままに貼り付いていたのが朝の光と共に忽然と消えるのでないかと云うような事を考えた事もある。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
ともかくもその瞬間に自分が子供の時分に夢みていた生粋の西洋というものが忽然と眼前に現われて忽然と消えてしまったのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
この町に忽然として姿の見すぼらしい少年が現われた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
例えばファゴットの管の上端の楕円形が大きく写ると同時にこの木管楽器のメロディーが忽然として他の音の波の上に抜け出て響いて来るのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
(忽然何物をか認め得たる如く。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(忽然、激しく愉快を感じたる如く、一層厳しく抱き付きて。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(物思いに沈みて凝立すること暫くにして、忽然夢の覚めたるが如き気色をなし、四辺を見廻す。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(忽然と非常なる喜に打たるる様子。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
作例 · 標準
突然、辺りは静寂に包まれた。
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彼は忽然として現れ、人々の注目を集めた。
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「あれ? どこ行ったの?」「さっきまでいたのに、忽然と消えちゃった!」
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