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紛々

ふんぷん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
confused
文例 · 用例
心しづかに三たびも唱ふれば、紛々たる名利の境を捨てゝ寂静の土に往かんと願ふ厭欣の念、油然として湧き出づるを覚ゆるなり。
幸田露伴 雲のいろ/\ 青空文庫
班内でも諸説紛々という有様であったらしい。
夢野久作 ざんげの塔 青空文庫
其の蓑紛々として桃花を點じ、微笑して一揖す。
泉鏡花 花間文字 青空文庫
…… 醉つ拂つたか、寢込んだか、馬方め、馬鹿にしやがると、異説、紛々たる所へ、提灯片手に息せいて、馬の行つた方から飛び出しながら「皆さん、晝すぎに、見付けの米屋へ來た馬です。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
落花紛々の陽春なり。
太宰治 花吹雪 青空文庫
屋台の外は、落花紛々
太宰治 花吹雪 青空文庫
しかし一方では南部氏の分れであるといひ、或ひは藤原基衡の次男|秀栄の後だとも、或ひは安東氏の一族であるかの如くにも伝へ、諸説紛々適従するところを知らぬ。
太宰治 津軽 青空文庫
諸家の諸説が紛々として帰趨の定まらぬところに、郷土学の妙味がある様子である。
太宰治 津軽 青空文庫
作例 · 標準
遺産相続を巡って親族間で紛々たる議論が交わされ、一向に結論が出る気配がない。
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そのスキャンダルに関する怪文書が社内に飛び交い、社員の間では憶測が紛々としている。
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新しい法律の解釈をめぐり、法学者の間で紛々たる異論が噴出した。
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