絵書き
えかき
名詞
標準
文例 · 用例
本来はMS―DOS用のこのマシンに1メガバイトちょいのBTRONのOS(商品名はETマスター)を載せ、別売のエディターをプラスすれば日本語ワープロとお絵書きにはすぐに使える。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
のっけてある画面は、マックペイント以来のお絵書きソフト風で、こんなもの発売当初のマッキントッシュにおまけで付いてたぞ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
生活の資どころか、生命の資を原稿の正統な報酬で得られなくても、文章の上や対人関係で一人前に絵書きを脅迫する腕があれば立派に喰つて行ける他人に知らない穴があるやうである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
絵かきの中にも看板絵書き、職人的絵書きと呼ばれる、事物の描き方が世俗的な常識的世界を一歩も出ない人々が少くないこれらの職人的画家達の批評家としては、職人的美術批評家の存在はゆるされるだらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
伯父さんは絵書きで――自分でも絵や、本や、文学のすきなあの人は、口ぐせの様に、「私がするんなら、役者か、絵かきか文学者になるんだ」と云って居た。
— 宮本百合子 『つぼみ』 青空文庫
兄貴は絵書きになるんだといって家中の誰彼を掴えてはモデルにしたもんだ。
— 五幕七場 『女の一生』 青空文庫
昔の絵描きは自然や人間の天然の姿を洞察することにおいて常人の水準以上に卓越することを理想としていたらしく見える。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
「むすこは巴里の花形画家で、おやじゃ野原のへぼ絵描き……」 こんな鼻唄をうたいながら、お父様はこの頃、何を思ったかおまえの美術学校時代の壊れた絵の具箱を肩に担いでときどき晴れた野原へ写生に出かける。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫