来定
らいただし
名詞
標準
文例 · 用例
彼には何年来定まった席があるのだ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
何事に依らず古来定まりたる事を変更すべからず。
— THE DEVIL IN THE BELFRY 『十三時』 青空文庫
元来定助郷は宿駅の常備人馬を補充するために、最寄りの村々へ正人馬勤めを申し付けるの趣意であるから、宿駅への距離の関係をよくよく調査した上でないと、定助郷の意味もないとある。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
一、古来定め来りし去り嫌ひはやや寛に過ぐるを憂ふ。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
草庵風の出所は本来定家をすてて、為家以後の詠みぶりに乗ったところにあったのだ。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
大切なことは祭の準備、即ち古来定まつた手続き規則が、少しもぬかり無く守られてゐたといふ自信さへあれば、神様は必ず来て下さるものと安心してゐられたのである。
— 柳田國男 『祭のさまざま』 青空文庫
しかし書道の面から見ても、彼の書格には、一脈の禅味と気魄があって、凡筆でないということは専門家も一致して云い、古来定評のある所である。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
一つの物を以て多くの望みを滿足させることの出來ないは、此世開けてより以來定まつて居ることである。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫