臘月
ろうげつ
名詞
標準
twelfth lunar month
文例 · 用例
臘月みふゆの火すばるを高み、 のど嗽ぎあるじ眠れば、千キロの氷をになひ、 かうかうと水車はめぐる。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
その麗かな臘月の午前へ。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
『長崎ぶり』 例言一、本集に収めたる六章約百二十篇の詩は明治三十九年の四月より同四十一年の臘月に至る、即最近三年間の所作にして、集中の大半は殆昨一年の努力に成る。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
臘月の十九日、丑満の夜の館。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
同三十九年の四月から四十一年の臘月に至る約三年間の所作を収めたもので、私の初期の象徴詩その他を代表した集であつた。
— 北原白秋 『「白秋詩集」第二巻解題』 青空文庫
文化十一年の元旦は臘月願済の湯治日限の内であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
折ふし延宝二年|臘月朔日の雪、繽紛として六美女の名に因むが如く、長汀曲浦五里に亘る行路の絶勝は、須臾にして長聯の銀屏と化して、虹汀が彩管に擬ふかと疑はる。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
自らを愛づるこころに準らへてしら梅を嗅ぐ臘月の人 早く十二月に咲いた白梅の花の香を自分自身を賞美すると云ふのに近い気持ちで嗅いで居る。
— 與謝野晶子 『註釈與謝野寛全集』 青空文庫
作例 · 標準
臘月に入ると、街は年の瀬の慌ただしさに包まれ、人々は新年の準備に追われる。
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厳しい寒さが続く臘月、人々は寄り添うようにして暖をとり、春の訪れを待つ。
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俳句の季語でもある臘月は、一年の終わりと静寂を詠んだ多くの名句を生んできた。
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