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事の発端

ことのほったん
表現名詞
1
標準
origin of an affair
文例 · 用例
それは今から四十六年の昔、元和七年の初夏の事で、その時私は男盛りの四十歳でござりましたが、宗室丸の船頭として、南洋に向かって出帆致しました途次、予定の寄港地たる香港の港へ碇泊り致しましたのが事の発端で、其夜私は東六という若い楫取を供に連れて港へ上陸いたしました。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
素破また事件の到来、凶事の発端、と、よろめく足を踏みしめながら、鉄鎧戸を開いて露台から霧の街道を見おろすと、タヌは何やら黒い物体の上に跨って、はなはだ快適な嬌声をあげているので。
合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻―― ノンシャラン道中記 青空文庫
*   *   * ……事の発端は、一人の外国人だった。
澤西祐典 湯けむり 青空文庫
事の発端、以上であった。
吉川英治 紅梅の客 青空文庫
事の発端は政府が仏国に託して製造させた艦が廻送されて瀬戸内海に入りながら、英国の飛脚船ラベント号と衝突し海底の藻屑となった。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫
いくつかの理屈をきちんとたどっていくと、そうなります」「行方不明という出来事の発端は、かなり遠くにあるという意味ですか」「ほら、日比谷さんもそう思ってるじゃありませんか。
片岡義男 道順は彼女に訊く 青空文庫
作例 · 標準
その小さな誤解が、大きな争いの事の発端となった。
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彼は事の発端から解決まで、全てを知っていた。
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この問題の事の発端は、数年前の出来事にある。
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