立て板
たていた
名詞
標準
文例 · 用例
」 立て板に水を流すごとく、そのきつねつきが答え終わったとたんでありました。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
昼間ならば突然大きな音をたてるとかな、ないしはまた夜の場合ならば急にちかりと明るい光を見せるとかすれば、たいてい破れるものじゃ」 立て板に水を流すごとく、すらすらと催眠破りの秘術を伝授してくれましたので、もはや右門は千人力でした。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
いつも見なれてきた平らな甲板は、今は立て板のように傾いている。
— 海野十三 『大空魔艦』 青空文庫
巾三尺長さ六尺、そういう立て板に一人の男が、革紐で結いつけられていた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
そういう浮藻を枕もとの方から、これも立て板に結いつけられた、裸体の女が見下ろしていた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
「…………」 活躰解剖の犠牲者の口から――立て板にしばられている男女の口から、苦痛に充ちた呻き声が洩れた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
この先生は、仕事に取りかかるに際して、さっそく立て板に水を流すごとく滔々と、理性と真理の法則にしたがって行動するには、どうしたらいいかということを、諸君に説明して聞かせるだろう。
— ЗАПИСКИ ИЗ ПОДПОЛЬЯ 『地下生活者の手記』 青空文庫
」 今や彼は憂鬱から立ち直り、立て板に水で熱弁を振るっていた。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫