後足
あとあし異読 こうきゃく
名詞多音語
標準
hind legs
文例 · 用例
見知らぬ犬見しらぬ犬この見もしらぬ犬が私のあとをついてくる、みすぼらしい、後足でびつこをひいてゐる不具の犬のかげだ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
ああ、どこまでも、どこまでも、この見もしらぬ犬が私のあとをついてくる、きたならしい地べたを這ひまはつて、わたしの背後で後足をひきずつてゐる病気の犬だ、とほく、ながく、かなしげにおびえながら、さびしい空の月に向つて遠白く吠えるふしあはせの犬のかげだ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
」 猫は頻りにないて、道と田との間の溝に後足を踏み込みそうになった。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
しばらく見ていると、その青蛙はきまったように後足を変なふうに曲げて、背中を掻く模ねをした。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
」 雪狼どもは、たちまち後足で、そこらの雪をけたてました。
— 宮沢賢治 『水仙月の四日』 青空文庫
才の無いのに加へて、運が後足で砂と來てゐる………何うして其の計畫の當らう筈が無い。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
すると、熊は二本の後足で立ちあがって、踊りだしました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
シャボン玉みたいに軽そうな、黒い小さなイヌが、後足で立ちあがって、いっしょにブランコに乗ろうとしているわ。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
作例 · 標準
ウサギは発達した力強い後足を使って、見事に高く跳躍した。
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世話になった恩人に対して、後足で砂をかけるような真似は決してしてはならない。
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犬が器用に後足だけで立ち上がり、飼い主に向かって餌をねだっている。
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馬が急に何かに驚いたのか、後足で力強く蹴り上げてきた。
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