正二位
しょうにい
名詞
標準
文例 · 用例
六日、丁未、天霽、弾正大弼仲章朝臣の使者、京都より到来す、去月廿七日閑院遷幸、今夜即ち造営の賞を行はる、将軍家正二位に叙し給ふ、仍つて其除書を送り進ず。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
お琴は奉公中に主人の店をぬけだして、浅草源空寺門前の善兵衛というものを家来に仕立て、例の日野家息女をふりまわして、正二位|内侍局とかいう肩書で方々を押し廻してあるいていることが奉行所の耳へきこえたので、お琴も善兵衛も吟味をうけることになりました。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
)此時、此等の大変に感じて精神異常を起したものか、それとも玄明等|若しくは何人かの使嗾に出でたか知らぬが、一伎あらはれ出でゝ、神がゝりの状になり、八幡大菩薩の使者と口走り、多勢の中で揚言して、八幡大菩薩、位を蔭子将門に授く、左大臣正二位菅原|道真朝臣之を奉ず、と云つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
右につき本社は各方面に向つて精探せし結果、婦人は麻布区宮村町六七正二位勲一等伯爵枢密院副議長芳川顕正氏養子なる子爵曾禰安輔氏の実弟寛治氏の夫人鎌子(廿七)にして長女明子あり、男は同邸の自動車運転手倉持陸助(廿四)なることを突止めたり。
— 長谷川時雨 『芳川鎌子』 青空文庫
かかる間に実隆は明応の二年に従二位に叙せられ、それからして九年を経て文亀二年に正二位に叙せられた。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
冀くは正二位源朝臣に仰せて、其の身を征伐し、永く後の濫を断たん。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
武鑑で大名は壱岐守、伊賀守、周防守であったものが、ここではすべて正二位から従五位にいたる廷臣としての序列でならんでいる。
— 服部之総 『武鑑譜』 青空文庫
武鑑の御老中の欄に交替した譜代大名はおおむね従五位のならび大名と化しており、正二位は広島の浅野ただ一人、かれは討幕派諸大名中の長老である。
— 服部之総 『武鑑譜』 青空文庫
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正二位(しょうにい)は、日本の位階及び神階における位の一つ。従一位の下、従二位の上に位する。
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