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藁筵

わらむしろ
名詞
1
標準
straw mat
文例 · 用例
下男の吉蔵は、まだ夜明け前の広い台所の真中へ三四枚の藁筵をひいて、近所の四五人の倔強の若者等と大釜の湯を取り分けて※た真赤な番茶を、前の夜から焚いて用意して置いた麦飯を、大きな茶碗に山盛りにした上からかけては、黄色な沢庵などを忙しく箸で挟み乍ら、何杯も何杯も代えるのであった。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
明日切腹候場所は、古橋殿|取計にて、船岡山の下に仮屋を建て、大徳寺門前より仮屋まで十八町の間、藁筵三千八百枚余を敷き詰め、仮屋の内には畳一枚を敷き、上に白布を覆い有之候由に候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書 青空文庫
……風呂が沸いたといふので一番湯を貰ふ、小川の傍に杭を五六本打込んでその間へ長州釜を狭んである、蓋なんかありやしない、藁筵が被せてある、――まつたく野風呂である、空の下で湯の中にをる感じ、なか/\よかつた、はいらうと思つたつてめつたにはいれない一浴だつた。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
水を打つた如き式場の中央に藁筵を敷き、その上に低い台を置き、更にその上に、踏絵は置かれてあつた。
――一名南蛮鋳物師の死 青銅の基督 青空文庫
では、もう半刻ほどだな」「その間に、茶でも入れますべえ」 作兵衛は小屋の中から藁筵を出して、見晴らしの佳い場所に、それを敷いた。
吉川英治 牢獄の花嫁 青空文庫
少年は気づくと、お爺さんの顔を見てびっくりし、にげ出そうとしましたが、足がきかないので、そのままぱったり顔をわらむしろのうえにふせ、「ああ、いたいいたい」 とわめきながら、いたむ足を抱えました。
海野十三 怪塔王 青空文庫
作例 · 標準
収穫した野菜を乾燥させるために、広場に藁筵を敷いた。
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昔の農家では、藁筵は様々な用途に使われる貴重な道具だった。
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祭りの会場には、たくさんの人が座れるように藁筵が用意されていた。
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