打っ手繰り
ぶったくり
名詞
標準
robbery
文例 · 用例
肺病のある上へ、驚いたがきっかけとなって心臓を痛めたと、医者が匙を投げてから内証は証文を巻いた、但し身附の衣類諸道具は編笠一蓋と名づけてこれをぶったくり。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
眼保養の遣らずぶったくりだ。
— 国枝史郎 『天草四郎の妖術』 青空文庫
」「ほほう成程、そう解されたか」「でなかったらぶったくりさ」「成程な、なるほどな」 黒鴨の武士は退いたが、「ひょっとかすると、両方かも知れない」「殺人の上にぶったくりか、アッハッハッ、それにしては」 若侍は横を向いた。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
「そいつはお前、ぶったくりにかかんなすったのだよ」 音公はこう言って、米友はじめお角さんの一行に向って、委細呑込み顔に説明するところによると―― 道庵先生のさらわれたのは、なるほど一大事突発のようではあるけれども、内容はそれほど驚くべきことでも、憂うべき性質のものでもないということです。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
街道筋の雲助は、どうかするとこのぶったくりということをやる。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
つまり道庵先生は、雲助の策略であるところのぶったくりの手にひっかかったのだ。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ぶったくりというのは、人間の無断横領で、常にはやらないが、稀れには行われる雲助の政策の一つであるが、危険のようで、実は危険性の更に無いものであるということを、甚目寺の音公が委細語って聞かせました。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
こういう場合に、雲助は、人を頼んでロハで乗ってもらうか、そうでなければ無警告にこのぶったくりを強行することがある。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
夜の路地裏で突然背後から襲われ、財布が入ったカバンを奪われるという打っ手繰りに遭った。
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警察は、この地域で連続して発生しているひったくりや打っ手繰り事件の警戒を強めている。
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人気のない地下道は打っ手繰りが出没しやすいから、遠回りでも明るい大通りを歩きなさい。
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標準
(intentional) overcharging
作例 · 標準
観光客相手のそのバーは、一杯のビールで数万円を請求するような悪質な打っ手繰りの店だった。
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「こんなボロボロの時計が五万円だなんて、完全に打っ手繰りじゃないか!」と彼は店主に抗議した。
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繁華街での客引きについていったら、法外な料金を要求される打っ手繰り被害に遭いそうになった。
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