幻辞.com

軍門

ぐんもん
名詞
1
標準
camp gate
文例 · 用例
天正十五年、豊臣秀吉が薩摩の島津義久を征した時、九州全土に勢威盛んであった島津も、東西の両道を南下する豊臣勢には敵すべくもなく、忽ち崩潰した程であるから、沿道の小名|郷士の輩は風を望んで秀吉の軍門に投じたのであった。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
文藝家が凡てプロレタリヤの軍門に降るとしても、依然としてプロレタリヤの文藝運動は繼續される、一層の熱心をもつて、大衆がブルジョア觀念から解放されるまで。
平林初之輔 文藝運動と勞働運動 青空文庫
ある日、中丞が来て軍隊を検閲するというので、一軍の将士はみな軍門にあつまり、牆壁をうしろにして整列していると、かの鳥がその空の上に舞って来て、脛に負っている矢を地に落した。
池北偶談 中国怪奇小説集 青空文庫
早くおいでなさい」 その当時、楊公が荊州に軍をとどめているのは事実であるので、忰は夢の教えにしたがって軍門に馳せ参じた。
池北偶談 中国怪奇小説集 青空文庫
あなたは休養のために二、三日の暇を貰うことにして、あなたの輿のなかへ家僕の死骸をのせて持ち出せば、誰も気がつく者はありますまい」 言われた通りにして、彼は家僕の死骸をひそかに運び出すと、あたかも軍門を通過する時に、その輿のなかからおびただしい血がどっと流れ出したので、番兵らに怪しまれた。
池北偶談 中国怪奇小説集 青空文庫
その功績と伎倆を認めたればこそ、歌舞伎座でも今度かれを招聘することになったのであろうが、ある意味においては自分の敵ともいうべき歌舞伎座の招きに応じたのは、敵の軍門に降伏したような形にも見える。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
わたくしは下に姻戚荒木三雄さんの書牘を節録して、彼「洋医の軍門に降らなかつた」柏軒門人松田氏がいかに豹変したるかを示す。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
それを、色々と押しつめられて屈服して行くのは仕方がないが、さつさと軍門に下つて楽にならうといふのは賛成出来ない。
武田麟太郎 落語家たち 青空文庫
作例 · 標準
早朝、重々しい音を立てて軍門が開き、偵察部隊が静かに出撃していった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
敵軍の使者が白旗を掲げ、降伏の交渉のためにわが軍の軍門を叩いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
軍門に掲げられた巨大な紋章が、この砦の主の権威を誇示している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview