水溶
すいよう
名詞
標準
文例 · 用例
「ところで貴方は、エーテルや抱水クロラール水溶液に、低温性があるのを――詳しく云うと、その触れている面の温度を奪ってしまうのを御存じでしょうか。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
春水溶々、白帆浮ぶ。
— 大町桂月 『小利根川の櫻』 青空文庫
行程凡そ三里、春水溶々として平らかなり。
— 大町桂月 『水戸觀梅』 青空文庫
このロック氏液というのは一プロセントの塩化ナトリウム、〇・二プロセントの塩化カルシウム、〇・二プロセントの塩化カリウム、〇・一プロセントの重炭酸ナトリウムの水溶液であって、ほゞ血液中の塩類成分の量に一致して居るから、心臓は血液を送りこまれて居ると同じ状態になって、その搏動を続けるのだ。
— 小酒井不木 『恋愛曲線』 青空文庫
つくり方としては、まず指の通らぬほどのかたさに水溶きした葛を衣にして、充分煮立った油でカラリと揚げるのだ。
— 北大路魯山人 『琥珀揚げ』 青空文庫
これに対して砂糖や塩の水溶液は分子溶液と称すべきものである。
— 中谷宇吉郎 『墨流しの物理的研究』 青空文庫
水中の電解質の影響第九図 電解質を含む水で墨を磨った時の墨のおり方Qと粒子直径Dとを調べる為に、色々の濃度の苛性加里液及び塩酸水溶液で墨を磨りその時のQとDとを測って、蒸溜水の場合と比較して見た。
— 中谷宇吉郎 『墨並びに硯の物理学的研究』 青空文庫
ブランディすなわち酒精は明瞭な層を形成して重炭酸カリウムの水溶液の上に浮かぶ。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫