民論
みんろん
名詞
標準
public opinion
文例 · 用例
天下の衆生をして悉く愛山生の如き平民論者ならしめば、山東家の小説は凡ての他の小説を凌ぐことを得べきこと必せり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
さすがに剛情我慢の井上雷侯も国論には敵しがたくて、終に欧化政策の張本人としての責を引いて挂冠したが、潮の如くに押寄せると民論は益々政府に肉迫し、易水剣を按ずる壮士は慷慨激越して物情|洶々、帝都は今にも革命の巷とならんとする如き混乱に陥った。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
が、官僚はイツでも保守的であって、放縦危激な民論を控制し調節するが常である。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
僕は何も知識階級論や農民論をやつて、そこから自分の運命を測定して、自分の去就を決定したといふんぢやないんですから。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
人民の民論はこういう現象に対して率直な意見を展開すべきであると思います。
— ――文学における昨年と今年―― 『一九四七・八年の文壇』 青空文庫
本年度は、農民の生活をうつす多様な文学と、児童のための文学が真面目にとりあげられ、民論によってはげまされなければならないと思います。
— ――文学における昨年と今年―― 『一九四七・八年の文壇』 青空文庫
これによりてこれを見れば、自由論派は自由論派と言うよりはむしろ一の平民論派と言うべし、政府は秩序安寧を保つに止まらず、なお貧富智愚の間に干渉してその凌轢を防がざるべからず。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
この紛々たる時に至りて一の新論派は出でたり、すなわち国民論派または国粋論派または日本論派と称すべきものこれなり、この論派は実に当時の流勢に逆らい、泰西風の模倣をもって実益および学理に反することとなし、深く国民の特性を弁護したるものなり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
作例 · 標準
この重大な問題について、政府は民論を無視して強引に決定を下すべきではない。
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「新聞各紙の論調を比較してみると、民論が二分されていることがよくわかる」
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彼は民論を代表して議会で発言し、不当な格差の是正を強く求めた。
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