沿海州
えんかいしゅう
名詞
標準
Primorskaya Oblast (Russia)
文例 · 用例
向うの何処かに沿海州。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
沿海州から北樺太へ、北樺太から国境を越えて、どうにかバルチザンの残虐から逃れおおせたものでもあろうか。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
そのほかロシヤでも、よゆうの少い沿海州の市民たちでさえも、全力をあげて日本を救えとさけび、フランス、イタリー、メキシコ、オーストラリヤでは、日をきめて興行物一さいをさしひかえ各戸に半旗を上げて、日本の不幸に同情を表し、義えん金を集めました。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
樺太節ここは沿海州の波続き、ドン、ドン、ドン、岩のしづくはアレ紫しづく、ふつと見をろす、藍の淵、誰れに飲ましよと、薬草とり、ドン、この岩のぼり。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
ここは沿海州の波続き、ドン、ドン、ドン、海にうかんだアレ愛嬌もの、ならぶアザラシ、海坊主、恋にもつれて、水くぐり、ドン、ヤレ、五連銃。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
ここは沿海州の波続き、ドン、ドン、ドン、流れ流れて、ホイこの海稼ぎ、のぞき眼鏡で、底さぐり、腕におぼえの車櫂、ドン、この昆布取り。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
ここは沿海州の波続き、ドン、ドン、ドン、野原いちめん、花烟、女ご忘れて暮らしはしたが、丘の黒百合、悩ましや、ドン、ソレ、春の風。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
僕幹水といふのは多分間島の※爾哈通河であつて、耶懶といふ處は今の露領沿海州の浦鹽の西北に當る地方と思はれる。
— 内藤湖南 『女眞種族の同源傳説』 青空文庫
作例 · 標準
ウラジオストクを州都とする沿海州は、ロシアにおけるアジアへの玄関口として急速に発展している。
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沿海州の広大な森には、絶滅危惧種のアムールトラが生息しており、保護活動が続けられている。
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シベリア鉄道の終着点である沿海州へ、かつての開拓者たちは夢を抱いて旅立った。
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ウィキペディア
沿海州 は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてロシア帝国が極東地域(極東ロシア)においていた州である。日本語名の「沿海州」は、ロシア語名「プリモリエ (Приморье) 」の訳語である。
出典: 沿海州 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0