古今独歩
ここんどっぽ
名詞-の形容詞名詞
標準
unmatched in history
文例 · 用例
これで倦怠を起こさせないためには演奏者は実に古今独歩の名手でなければならないわけである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
「何チウ妙なモンヤ」 一同が腹をかかえて笑い転げたというが、そうしたサ中にも仁三郎一流のヒョウキンな批判を忘れないところが正に古今独歩と云うべきであろう。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
しかし何しろ古今独歩の鼻の表現の中に現われた、最も偉大不可思議なる神様達の因縁事でありますから、とても人智の及ぶところではありませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
想像の翼を張って天の高きに達しまた地の深きを穿つ、高速と細微と伴い荘大と優美と並立す、まことに得がたき筆、古今独歩の大文学というべきである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
この点に於いて秀吉は実に古今独歩の観がある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
近代の忙だしい騒音や行き塞った苦悶を描いた文芸の鑑賞に馴れた眼で見るとまるで夢をみるような心地がするが、さすがにアレだけの人気を買った話上手な熟練と、別してドッシリした重味のある力強さを感ぜしめるは古今独歩である。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
こいねがわくば楊大先生の降魔征神の大科学力をもって、古今独歩未曾有の海戦新兵器を考案せられ、よってもって我が沿岸を親しく下り行きて、軍船を悉く撃沈せられんことを。
— 海野十三 『軍用鮫』 青空文庫
沖縄で古今独歩の政治家と呼ばれる具志頭親方蔡温も、沖縄で儒学を盛にした名護親方|程順則も、沖縄ではじめて劇詩を作った玉城親雲上向受祐(朝薫)も、『苔の下』、『若草物語』、『万歳』、『貧家記』などを物した平敷屋朝敏も、仲島のよしや、恩納なべ等の女詩人も、この時代に輩出致しました。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
作例 · 標準
彼の卓越したバイオリンの演奏技術は、まさに古今独歩の域に達している。
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その棋士は、古今独歩の連勝記録を打ち立て、歴史にその名を刻んだ。
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その独創的な建築デザインは、古今独歩の美しさを誇っている。
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