なれど
なれど
接続詞
標準
but
文例 · 用例
然るに彼も亦神の手になれるもの、常に理想の方向へとのみ盲目なれど強き力もつ衝動と共に生く。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
又、人の子の謂ふ奇蹟も容易きことなれど、人の子を遣りたる相対の世界には神自らも相対性以外を行ふとも見せられず。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
同じ庭なれど亦おもむきも異りて、と愛嬌を殘して歸りゆく。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
いなとよ、妾は柳は柳なれど、加賀の千代の句近し、おんみは河内の國玉越の里の柳、楊枝にけづりてもなよよかなり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
また右手の小高き岡に上って見下ろせば木の間につゞく車馬|老若の絡繹たる、秋なれども人の顔の淋しそうなるはなし。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
こゝは稍静かなれど紅塵ようやく深く鉄道構内の煤煙風に迷うもうるさし。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
ちと人が悪いようなれども一切|只にて拝見したる報いは覿面、腹にわかに痛み出して一歩もあゆみ難くなれり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
八重桜多き由なれど花なければ吾には見分け難し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
作例 · 標準
体は小さくなれど、その心意気は誰にも負けないほどに熱い。
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時代は変われど、人の本質や悩みはそう簡単に変わるものではない。
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苦しい道のりなれど、一歩ずつ着実に前へと進んでいくつもりだ。
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