水漬く
みづく異読 みずく・みずつく・みずづく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to be soaked (in water)
文例 · 用例
海行かば水漬く屍、山行かば草むす屍、また顧みぬ防人の昔ながらの雄たけびや。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
水漬く葉の眞菰のみだれ、伏葦の臂のひかがみ、末枯や、――さてしも齋場、おもむろに鳰は滑りぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
ひと日は、うるむ月の夜に、水漬く磯根の葦の葉を、卯波たゆたにくちづけし深日の浦をおもひいでぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
水漬く葉の眞菰のみだれ、伏葦の臂のひかがみ、末枯や、――さてしも齋塲、おもむろに鳰は滑りぬ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
三ひと日は、うるむ月の夜に、水漬く磯根の葦の葉を、卯波たゆたにくちづけし深日の浦をおもひいでぬ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
しだらなの眞菰のなかに、水漬く火や、――今宵も星は、秉燭の火影に、天の戸こそまもれ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
水漬く屍に、君や まじると※初午詣稲荷坂 見あぐる朱の大鳥居。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
また長歌には、「大伴の遠つ神祖の、其の名をば大来目主と、負ひ持ちて仕へし官、海行かば水漬く屍、山ゆかば草むす屍、おほきみの辺にこそ死なめ、顧みはせじと言立て」(巻十八・四〇九四)云々とあるもので、家持は生涯の感激を以て此の長短歌を作っているのである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
作例 · 標準
大雨で川が氾濫し、沿岸の田畑はすっかり水漬いてしまった。
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水漬くような低い土地に家を建てるのは、避けたほうが賢明だ。
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「水漬くかばね」という言葉が、戦時中の悲惨な光景を想起させる。
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