三つ揃い
みつぞろい
名詞
標準
three-piece suit
文例 · 用例
間もなく下から、立派な三つ揃いのモーニングを着た、四十恰好の苦味走った男が上って来た。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
松居博麿氏は青白い貴公子然とした人で、大島の三つ揃いを着て、叮嚀な口の利きようをする人であったが、記者が大正社交クラブの事を尋ねると、又かというような情ない笑い方をした。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
二人共同じような純白の三つ揃いを着て、どことなく洒脱な風貌の持主だった。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
柿丘の死後二ヶ月経った晩秋の或る朝、僕はその日を限って、呉子さんの口から、或る喜ばしい誓約をうけることになっているのを思い浮かべながら、新調の三つ揃いの背広を縁側にもち出し、早くこれに手をとおして、午後といわず、直ちに唯今から、呉子さんを麻布の自邸に訪問しようと考えた。
— 海野十三 『振動魔』 青空文庫
服は紺無地羅紗背広の三つ揃いで、裏は外套同様。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
とにかく、寸法の合うやつを頼む」 出された中古の二、三点のなかから、手あたり次第、身丈に合つた灰色無地の三つ揃いと、すこし旧式すぎたが、暖たかそうなダブルの黒外套とを、これときめて値をきくと、当節、どんなに勉強しても両方で二万五千だと、主人は、それを引つ込める身構えで言う。
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
「もととちがってこのごろは、みなさん、三つ揃いを召してらっしゃるのね」 和服でなく背広を着ているという意味である。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
いやにりゅうとした三つ揃いを着こんだ、一見シロシ(紳士)風の、そのくせ言葉使いは下品な男だった。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は結婚式のために、お洒落な三つ揃いのスーツを新調した。
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この三つ揃いの家具は、部屋の雰囲気にぴったりだ。
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祖父はいつも、ビシッと三つ揃いを着こなしていた。
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