浮かぬ顔
うかぬかお
表現名詞
標準
long face
文例 · 用例
」先生は、浮かぬ顔をしてそう言った。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
こわい顔のおじさんや、浮かぬ顔をした小僧さんのところよりはやはり愛嬌のいいおばさんの台にお客が多くついているようである。
— 寺田寅彦 『異質触媒作用』 青空文庫
訓練所出の、倉矢までが、浮かぬ顔で何か考えこんでいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その前の日の午後、少し浮かぬ顔で遠くから帰って来るのが見え、勝子と二人で窓からふざけながら囃し立てた。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
雪ちゃんもついて来て入り口の柱へもたれて浮かぬ顔でボンヤリしている。
— 寺田寅彦 『雪ちゃん』 青空文庫
そんなに、たくさん飲むわけにも行かず、三杯やっとのことで飲んで、それから浮かぬ顔してコップをもとの場所にかえして、すぐにしゃがんで肩を沈めた。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
やはり浮かぬ顔して、「ええ。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
」「ええ」家内は、浮かぬ顔をしていた。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
作例 · 標準
例句