懐を肥やす
ふところをこやす
表現動詞-五段-サ行
標準
to feather one's own nest
文例 · 用例
それを賠償することは出来ないが、相手に大きな損害をかけながら、自分は懐を肥やすと云ふのでは気が済まないから、せめて原稿料だけでも犠牲にしようと、私はさう思つたのである。
— 河上肇 『随筆「断片」』 青空文庫
会計の方は一切清水が握っていて、いわば先生は清水の懐を肥やす為に、毎日働いていなすったんだわ。
— 甲賀三郎 『ニッケルの文鎮』 青空文庫
普通の人間だったら、どうせいくら稼いだって、他人の懐を肥やすだけですもの、働くのもいい加減嫌になるはずだけれども、先生は患者さんにはそれはご親切だし、前いったように、診察は名人だったから、なかなか流行ったわ。
— 甲賀三郎 『ニッケルの文鎮』 青空文庫
一体、支那の役人は上下を通じ自分の懐を肥やす事にのみ腐心し、儲けることなら少し位の悪事は何とも思っていないから、幇匪と通じて財物を掠めたのも寧ろ当り前の話であろう。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
この際独り憐れむべきは、資本家の懐を肥やすがために、政府より膏血を絞り取らるる各国の人民である。
— 大隈重信 『世界平和の趨勢』 青空文庫
作例 · 標準
あの悪徳商人は、貧しい人々から不当に利益を搾取して自分の懐を肥やしている。
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権力を乱用して懐を肥やすような政治家は、次の選挙で落選させるべきだ。
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会社の資産を横流しして懐を肥やしていた役員が、ついに告発された。
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