所得額
しょとくがく
名詞
標準
文例 · 用例
従来の日本作家には、まだまだこの意味では、封建時代の文人気質が多く残っており、どんなに勘定高い文人でも、他の職業人に比べるとまだまだ金銭に対する観念が淡白であったし、どんなに収入の多い作家でも、その所得額平均十万円の単位を突破し得る人はほとんどなかったろうと思う。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
そして、政府は、日本の人民所得額は戦前の百倍と査定しているのに税率は百二十六倍になっています。
— 宮本百合子 『婦人大会にお集りの皆様へ』 青空文庫
それは人民に自分の財産はどれだけの値段がありますといふことを自分で申立てさせる、丁度所得税を取るときにその所得額を申立てるやうであります。
— 内藤湖南 『近代支那の文化生活』 青空文庫
昭和二十四年度の所得額は六万円と申告して、その一期分と二期分、おの/\千三百八十九円を納めました。
— その一〔判官巷を往く〕 『安吾人生案内』 青空文庫