禁固
きんこ
名詞
標準
文例 · 用例
五十銭銀貨を一つ盗んでも禁固を喰う。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
もっとも、長い禁固刑に苦しめられたせいか、その後、内地へ戻ってからは、すれた気むずかしい人になってしまいました。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
彼は戦争を指揮した一人だったので国事犯として終身禁固の囚われ人となった。
— WITH KYUSHU STUDENTS 『九州の学生とともに』 青空文庫
岩見は万引事件で禁固の刑を受け、宝石を取り出す時機を失している中に、その土地に福島の家が建ちました。
— 甲賀三郎 『琥珀のパイプ』 青空文庫
この人は、犬養首相を射殺して禁固十年の判決をうけ、七年たった昭和十三年に仮出獄したそうです。
— 宮本百合子 『ファシズムは生きている』 青空文庫
また、あたかも終身禁固の牢中にあるがごとく、呻吟としてただその心を苦しむるのみ。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
弘化二年十月罪を獲て改易となり、その身は讃州|丸亀の領主|京極氏の藩中に禁固せられた。
— 永井荷風 『枇杷の花』 青空文庫
かれは二か月の禁固と、百フランの罰金に処せられることになった。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫