泥濘る
ぬかる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to become muddy
文例 · 用例
背戸の田圃のぬかるみに映る星、籾磨歌が聞える。
— 寺田寅彦 『星』 青空文庫
駅員の不機嫌顔甚だしきも官線はやはり官線だけの権力とか云うものあるべしと、かしこみて願い奉りようよう切符を頂戴して立ちいずれば吹き上ぐる朝嵐に藁帽飛んでぬかるみを走る事|数間、ようやく追い付きて取止めたれど泥にまみれてあまり立派ならぬ帽の更に見ばえを落したる重ね/\の失敗なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕腐植土のぬかるみよりの照り返し、 材木の上のちひさき露店。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
腐植土のぬかるみよりの照り返しに、 二銭の鏡あまたならべぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
腐植土のぬかるみよりの照り返しに、 すがめの子一人りんと立ちたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
よく掃除せしラムプをもちて腐植土の、 ぬかるみを駅夫大股に行く。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
腐植土のぬかるみよりの照り返しに 二銭の鏡売るゝともなし。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
雨の降る日に二条の鉄路の中央のひどいぬかるみの流れを蹴たててペンキ塗りの箱車を引いて行く二頭のやせ馬のあわれな姿や、それが時々爆発的に糞をする様子などを思い出すことはできる。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
作例 · 標準
前夜からの雨で道がぬかるみ、歩きにくくなっていた。
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工事現場の通路はトラックの往来でぬかるんで、足元が不安定だ。
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畑がぬかるんで、今日の農作業は中断せざるを得なかった。
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