何とも言えない
なんともいえない
表現形容詞
標準
indescribable
文例 · 用例
そして何とも言えない嬉しさがこみ上げて来て人知れずハンケチで涙を拭いたよ真実に!
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
これは釈尊が、応身の仏陀の位置から、法身の仏陀の説法を取次がれるところから、こういう第二人称の敬語を用いられるので、自覚された仏陀が、いかに自身とは言え、その自覚を尊ばれ敬重の念を払われたところに何とも言えない奥床しさを感ずるのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
何とも言えない、きなッくさいような、醤油の焦げるような、厭な臭よ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
また土耳古人のこういう半狂気に対する笑い方といったら、一種特別不思議でね、第一|大な鼻の鼻筋の、笑皺というものが、何とも言えない。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
今しがたです…… 池川さんの、二階で、」 と顔を見合せた時、両方で思わず頷く様な瞳を通わす、ト圧えた手を膝にして巽はまた笑を含んで、「……釣舟にしておきましょう、その舟のね、表二階の方へ餉台を繋いで、大勢で飲酒ながら遊んでいたんですが、景色は何とも言えないけれど、暑いでしょう。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
おはぐろのともつれ合って、何とも言えない。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
……」(――そうすると、二人の女が、船を抜けて、船を抜けてから、はじめて、その何とも言えない顔で、学生を振向いて、にこりと笑った。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
―― 私はその時は、はじめから、もと三島へ下りて、一汽車だけ、いつも電車でばかり見て通る、あの、何とも言えない路傍の綺麗な流を、もっとずッと奥まで見たいと思っていましたから。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
作例 · 標準
沈む夕日に照らされた海の色は、言葉では何とも言えない美しさだった。
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彼女の作ったスープは、初めて食べる不思議で何とも言えない味わいがした。
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期待と不安が入り混じった、何とも言えない複雑な表情で彼は旅立っていった。
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