食禄
しょくろく
名詞
標準
salary
文例 · 用例
こうして十郎次を隠居放逐しておいて、家名食禄を舎弟に譲り取らしておかば、この先当知行所の女共は元より、領民一統枕を高くして農事にもいそしめると言うものじゃ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
文政元年|生であるから、当時四十三歳になって、食禄二百石八人扶持、近習医者の首位におった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
さても、ステパン王宣して曰はく、もしもかの将軍をば、生きながらにもせよ、死屍にもせよ、今わが面前に引き来る勇士あらば、全軍に賜ふべき食禄を彼一人に与ふべしと。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
士は、鍔を売り、女は、簪を売って献金し、十三ヶ月に渡って、食禄が頂戴できないまでに窮乏してしまった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
その奉書の右の方には其方不埓儀|有之、食禄を召上げ、暇被下者也、月日、承之」 それから、その三人の名が、書いてあるのであった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「食禄を離れた以上、貴公等一存の指図を、受ける訳がない――」「食禄を離れた上は、指図を受けるも、受けんもあるか?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「食禄召上げ程度の者には、三日五日の立退き期間を与えるのは、独り、御当家のみならず、天下の憤わしだ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
羽倉簡堂は食禄五百石の旗本である。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
昔の役人は、職禄として米を支給されていた。
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この職禄は、家系代々受け継がれてきたものだという。
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彼の持つ職禄は、その地域の経済を左右するほど大きかった。
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