一時期
いちじき
名詞副詞頻度ランク #9205 · 青空 136 例
標準
a period (of time)
文例 · 用例
さう、それは確かに、それらの半ば夢見心地の、ぼんやりとした器具類にとつては、恐ろしい一時期であつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
いったい私は、いまではダメな老人である事はもちろんでございますが、それならば、若い時の、せめて或る一時期に於いて、ダメでない頃があったかと申しますると、これもまた全然ダメだったのでございます。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
サタンにへつらっていた一時期が、あるのだ。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
あの一時期は、たしかに、私は、のぼせていたのにちがいない。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
一郎はずっと幼時、かの女が病弱であったある一時期、小児寄宿舎にやられていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
これが或る一時期に麻川荘之介氏という優れた文学者に葉子が真実接触した追憶の例証とも云えよう。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
私のこれまでの生涯を追想して、幽かにでも休養のゆとりを感じた一時期は、私が三十歳の時、いまの女房を井伏さんの媒酌でもらって、甲府市の郊外に一箇月六円五十銭の家賃の、最小の家を借りて住み、二百円ばかりの印税を貯金して誰とも逢わず、午後の四時頃から湯豆腐でお酒を悠々と飲んでいたあの頃である。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
是の如くなる一時期一時代といふ稍長い時間の勢力威力が人に及ぼすことは、これも今説かんとする點では無い故に姑く擱くとして、こゝに言はんとするところは、一年四季の人に及ぼす威力と勢力と、且つ人の其の威力勢力に對して如何に答應し、如何に之を利用すべきかといふことである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
一時期、この地域では毎日のように地震が発生していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は一時期、絵画に夢中になり、毎日アトリエにこもっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
スマートフォンの普及は、一時期、携帯電話市場に大きな変革をもたらした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
最近はあまり読まなくなったが、一時期は毎日小説を読んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite