素知らぬ振り
そしらぬふり
表現
標準
pretending not to know
文例 · 用例
とにかく、乙姫はご自分の家へやつて來た珍客を階段まで出迎へて、さうして安心して、あとはあなたのお氣の向くままに勝手に幾日でもここで遊んでいらつしやるやうにと、素知らぬ振りしてああしてご自分のお部屋に引上げて行くといふわけのものぢやないんですかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
私は、素知らぬ振りして家の者にこの土地の感想を聞いてみたいと思つてゐる。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
けれども、それは素知らぬ振りして、一生おまえとは離れまい決心だった。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
と此の芸術家は、心の奥底に、そのゆるがぬ断定を蔵していて、表面は素知らぬ振りしてわが女房にも、また他の女にも、当らず触らずの愛想のいい態度で接していました。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
とにかく、乙姫はご自分の家へやつて来た珍客を階段まで出迎へて、さうして安心して、あとはあなたのお気の向くままに勝手に幾日でもここで遊んでいらつしやるやうにと、素知らぬ振りしてああしてご自分のお部屋に引上げて行くといふわけのものぢやないんですかね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
たしかに、この島であったのだが、けれどもいま汽船は、ここを素知らぬ振りして通り過ぎようとしている。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
村々は、素知らぬ振りして、ちゃっかり生活を営んでいる。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
そうして、素知らぬ振りして生活を営んでいる。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
作例 · 標準
サプライズパーティーの準備は秘密裏に進められ、参加者たちは皆、知っているのに素知らぬ振りをした。
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わざと遅刻したのに、彼はまるで何事もなかったかのように素知らぬ振りをして教室に入ってきた。
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あの件については、私に素知らぬ振りをして、何も知らないふりでいてほしいと頼まれた。
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