応伺
おううかがい
名詞
標準
文例 · 用例
家へ帰った八郎兵衛は十日あまり養生して、どうやら元気を恢復すると、一応伺いを差出した後登城をした、宗利は彼を見ると直ぐ、あの頃の小次郎の俤がそのまま残っているのを見て驚いた。
— 山本周五郎 『松風の門』 青空文庫
ところで一応伺っておきたいが、軍師自身は、いずれの方面に向い給うか」「わが君には、一軍をひきい、先手の趙雲と、首尾のかたちをとって、すなわち敵の進路に立ちふさがる――」「だまれ、わが君のことではない。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
――忌憚なく腹中を述べてもらいたいが」「お答えする前にあたって、一応伺いますが、すでにご評定も何十回となくお開きと聞いています。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
平井老人は「さ、旦那もお留守だし」と難しい顔をしたが、結局、御隠居さまに一応伺ってから「じゃあ、十一時までに帰るんだぜ。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
つまり役目柄、先生の御発明がどんなものであるかを、一応伺って置きたいと申しますので」「アア、役人か。
— 江戸川乱歩 『猟奇の果』 青空文庫