補益
ほえき
名詞
標準
文例 · 用例
それは原文が後人補益の文と交錯して辨別し難きに至つたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
凡そ外部の文明を補益することは、何ぞ思想界の達士を煩はすことを要せんや。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
之に加ふるに徳川氏は文学を其政治の補益となすことに潜心したるが故に、儒教も亦た一種の徳川的儒教と化し了し、風化を補ひ世道を益し、徳川氏の時代に適ふべきものにあらざれば、文学として世に尚ばるべからざるが如き観をなせり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫