並々
なみなみ
副詞名詞頻度ランク #30707 · 青空 354 例
標準
ordinary
文例 · 用例
茶店の腰掛一つ新調するに當つても、一家の並々ならぬ算段があつたのだらう。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
そういう寒い部屋で相対坐している主人に百パーセントの好意を感じようとするのは並々ならぬ意志の力を必要とするようである。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
――アンナ・ニコロ、僕は並々ならぬおしゃれなのです。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
その拡がり方といい勾配の曲線の具合といい、並々の匠人の手で鋳られたものでないことをその鐘は語っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ただ、おそろしく気まぐれでその上並々ならぬ空想癖をもっていたために、それが偶々こうした思いがけない調子外れの行為となって現われる迄の事であった。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
彼女は俸給のほとんど全部を親に取りあげられ、半衿一つ白粉一|壜買うにも並々ならぬ苦心があり、いつも身綺麗にしている芸者の身の上が羨ましくなり、縹緻もまんざらでないところから、時々そんな気持になることもあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
あんな死人みたいな男はあたし大嫌いなんです……」 と云ううちに未亡人は一番大きなコップに並々と金茶色の酒を注ぐと半分ばかり一息に呑み干した。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
少年は、あらはに反対はしなかつたが、でも、時々さしはさむ簡単な疑問の呟きの底には、並々ならぬ深い経験が感取せられるので、才之助は、躍起になつて言へば言ふほど、自信を失ひ、はては泣き声になり、「もう、私は何も言ひません。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
作例 · 標準
今日の料理は並々の出来栄えだが、家族が喜んで食べてくれたので満足だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼がこのプロジェクトを成功させるために費やした努力は、並大抵のものではない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼の知識は並々の学生とは比較にならないほど深く、教授陣をも驚かせた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview