深間
ふかま
名詞
標準
depths
文例 · 用例
さればこそ、悪事を悪事と知って、つい罪の深間にはいりましたが、江戸錦様はさすがお血統のかただけのものがござります。
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫
二人がズルズルと深間に陥る早さよりも、そうした噂の立つスピードの方が早かった。
— 夢野久作 『衝突心理』 青空文庫
また、それから行う折檻の方法が、二種に分れているのであって、枕探しをしたとか、不意の客と深間になったとか云う場合などは、身体の位置が正常になった時――即ち、頭を上に直立した際を狙って、背を打つのである。
— 小栗虫太郎 『絶景万国博覧会』 青空文庫
深間になっていた男がほかの女に見かえたので、面当てに誰とでも死にたがっていたのである。
— 芥川龍之介 『ひょっとこ』 青空文庫
今夜、仕事がすめば、ゆっくり遊ばしてやらあ――こう、作蔵、てめえ、千住に深間が出来たって話じゃあねえか?
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
世上の俗事は、案外そんなもので、一向人目につかず亭主に知られぬやうな浮気に限つて深間へ行つてゐるもの、かういふ派手な奴は見かけ倒しで、両名却つてたゞ苦しんでゐるぐらゐのところだ、などゝ慰めた。
— 坂口安吾 『オモチャ箱』 青空文庫
小夜子サンがだんだん深間へはまりそうになったので、ここにヤブから棒にとんでもないことが突発しました。
— 坂口安吾 『裏切り』 青空文庫
世上の俗事は、案外そんなもので、一向人目につかず亭主に知られぬような浮気に限って深間へ行っているもの、こういう派手な奴は見かけ倒しで、両名|却ってただ苦しんでいるぐらいのところだ、などと慰めた。
— 坂口安吾 『オモチャ箱』 青空文庫
作例 · 標準
湖の暗い深間には、まだ誰も見たことのないような主の魚が潜んでいると言われている。
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小舟が急流に煽られ、危うく川の中央にある恐ろしい深間に飲み込まれそうになった。
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彼は物事の表面だけをなぞるのではなく、常にその深間にある真意を探ろうとする。
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