笑い物
わらいもの
名詞
標準
文例 · 用例
「だってそんな馬鹿気た悪戯に、自分の家を追い出されたりして、世間の笑い物になったりしてはいられないではないか、――」私はこう答えました。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
そうして男のような本名の運転手免状を持っているのを幸いに、そこいらのモーロー・タクシーの運転手に化けこんで、モウ大丈夫という自信がついてから悠々と私を跟けまわしはじめた……と彼女は笑い笑い物語るのであった。
— 夢野久作 『冗談に殺す』 青空文庫
おさんどん見たいに頬ペタばかり赤くしやがって……」 なぞと寄ってたかって笑い物にした。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
その罪人を見物して笑い物にする見物人は、往々それに投石して負傷させたことがあった。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
十年たてばほごです、二十年先ではおそらく笑い物となるでしょう。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
見かけ倒しの惚い殿様だといって、世間の口の端に調子を合わせては笑い物にするのが多いのであります。
— 慢心和尚の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
危ないこと、子供の使いで追い返されて、こっちからは赤い舌を出され、向うでは笑い物にされるところでしたよ」 お角は坐り込んで、ことわりもなしにお絹の煙管を借りて煙草を一ぷくつけた時に、お絹はさいぜんの証文を取り出しました。
— 市中騒動の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
斬り損じて笑い物になるのもありました。
— 伯耆の安綱の巻 『大菩薩峠』 青空文庫