こごみ
こごみ異読 コゴミ
名詞
標準
ostrich fern (Matteuccia struthiopteris)
文例 · 用例
人見がこごみ加減に何か話しかけていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「おすめさん、これ(と云って小指を出して)が居ねえでまたしばらく、これ(と云って親指を出して)がよけいと怒鳴るべいな」と婆やが前こごみに小声で云う。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
」 一層袖口を引いて襟冷く、少しこごみ腰に障子の小間から覗くと、鉄の大火鉢ばかり、誰も見えぬ。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
袴をはき、用具の包を抱へこんで、少し前こごみになつて歩く痩せた少年栄蔵の姿が、海沿ひの街道を毎日|往き来するのを出雲崎の人々は見た。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
私にはだん/\私の姿や位置は意識されず、猟人姿の直助がのつしのつしと、前こごみに歩いてゐるばかりしか眼にとまらなくなつた――が、またも私の眼に見え出したものがある。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
」と反問したら、急に狼狽の様子で、「ええ、でも、――」と言って、机の上にひろげてあった僕の履歴書を前こごみになって調べた。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
湯殿口へ、これを持って入る気で、境がこごみざまに手を掛けようとすると、提灯がフッと消えて見えなくなった。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
浅葱の長襦袢の裏が媚かしく搦んだ白い手で、刷毛を優しく使いながら、姿見を少しこごみなりに覗くようにして、化粧をしていた。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、山菜採りでこごみを摘みに行くのが楽しみだ。
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お浸しにしたこごみは、ほろ苦くて春の味覚を感じさせる。
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新鮮なこごみが手に入ったので、天ぷらにしよう。
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