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抱き取る

だきとる
動詞
1
標準
文例 · 用例
決して心配などせんでいいから……」 署長は両の眼を瑞々しく光らしながら厳粛な調子で、併し抱き取るような口調で云った。
佐左木俊郎 三稜鏡 青空文庫
そうして丁度その次に私が抱き取る時に眼を醒ましてヒーヒー泣き出すかも知れないと思ったからです。
夢野久作 霊感! 青空文庫
」 だが顔付では、別につまらなくもなかったような……その様子を、杉本は、頭から足先まで一度に抱き取る眼付で、じっと見ながら、前日の、赤字で一杯になってる原稿を、返してやった。
豊島与志雄 傷痕の背景 青空文庫
そして私の手から子供を抱き取る――奪い取る、その眼付には、遅くなって済まないという色は少しもない。
豊島与志雄 理想の女 青空文庫
――私は子供を抱き取る
豊島与志雄 理想の女 青空文庫
そして向うの室で、女中の手からみさ子を抱き取ると、やけにゆすぶりながら室の中を歩き廻ってるのが、如何にも私への当てつけらしかった。
豊島与志雄 理想の女 青空文庫
……ほんとうに、ベルナアルさんというひとは……」 院長は、精一杯な声で虹に向って叫んでいるベルナアルさんを抱き取るような慈悲深い眼つきで眺めやりながら、「あのひとは、花や、虹や、小鳥や、小川などの美しさにあまり感動し過ぎるようです。
久生十蘭 葡萄蔓の束 青空文庫
どれ(と幼児を抱き取る)紙芝 すみませんねえ。
三好十郎 妻恋行 青空文庫
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