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名詞
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標準
文例 · 用例
僕は早速紙をいて結わえてやる。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
意地悪の嫂が何を言うても、母が民子を愛することは少しも変らないけれど、二つも年の多い民子を僕の嫁にすることはどうしてもいけぬと云うことになったらしく、それには嫂もいろいろ言うて、嫁にしないとすれば、二人の仲はなるたけく様な工夫をせねばならぬ。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
與四|郎は忽ち顏の色青く赤く、唇を震はせて惡婆、と※びしが、怒氣心頭に起つて、身よりは黒烟りの立つ如く、紙幣も文も寸斷/\にいて捨てゝ、直然と立しさま人見なば如何なりけん。
樋口一葉 われから 青空文庫
麦藁のべりべりとける音が、不思議に悲しく胸に迫つた。
萩原朔太郎 夏帽子 青空文庫
荷主よ水先案内よいまおそろしい嵐のまへに むくむくと盛りあがる雲を見ないか妖魔のあれ狂ふすがたを見ないかたちまち帆柱はきくだかれするどく笛のさけばれさうして船腹の浮きあがる青じろい死魚を見る。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
ああ狼のきたるによりわれはいたく怖れかなしむわれはわれの肉身のかれ鋼鐵となる薄暮をおそるきけ淺草寺の鐘いんいんと鳴りやまずそぞろにわれは畜生の肢體をおそる怖れつねにかくるるによりなんぴとも素足をみずされば都にわれの過ぎ來し方を知らずかくしもおとろへしけふの姿にも狼は飢ゑ牙をとぎて來れるなり。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
手に兇器をもつて人畜の内臟を電せんとする兇賊がある。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
彼女はけるように絶叫した。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫