縄目の恥
なわめのはじ
表現名詞
標準
disgrace of being captured and bound as a criminal
文例 · 用例
未遂で人に見とがめられ、縄目の恥辱を受けたくなかった。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
そして、鞘ぐるみの脇差を突き出して「この家の主人に聞えたなら、縄目の恥を見ますぞ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「身分も宣らず行く先も云わぬとは、いよいよもって怪しい奴、仕儀によっては引っ縛り縄目の恥辱|蒙らすがよいか!
— 国枝史郎 『紅白縮緬組』 青空文庫
そうでなければ、ボジャック氏は、今ごろは縄目の恥をうけていたわけだ」「よかったのねえ」「だが、どうにも腑に落ちないのは、あのものものしい騒ぎの一件だよ。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
お手前達の手籠めに逢い縄目の恥辱蒙るのをただ黙って見ているのもはなはだ愍然と存ずるについては、拙者より直々因果を含め、宣り出るよう致させましょうがこの儀何と覚し召すな」「さあ」と云って苦い顔をする。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門の娘』 青空文庫
崩折れる美女 主税とお八重とは依然として、松浦|頼母の屋敷の部屋に、縄目の恥辱を受けながら、二人だけで向かい合っていた。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
爾来弁太郎は附き纏い、長い間の恋を遂げようとし、お妻の現在の身分も探ぐり、恋遂げさせねば官に訴え、女邯鄲師として縄目の恥を、与えようなどと脅迫さえした。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
明日は縄目の恥に逢おうか?
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
武士として、戦に敗れて縄目の恥をさらすくらいなら、ここで自害する道を選ぶ。
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あえなく捕縛され、白日の下に縄目の恥を晒すこととなった。
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家門の名誉を重んじる彼は、縄目の恥を受けることを何より恐れていた。
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