菜飯
なめし
名詞
標準
rice boiled with greens
文例 · 用例
で、今度は広小路の方へ追われて出て、私たちは広小路の万年屋(菜飯屋)の前へ荷物を運び出しました(万年屋は師匠の家のしるべでした)。
— 浅草の大火のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
此所にはまた菜飯茶屋という田楽茶屋がありました。
— 名高かった店などの印象 『幕末維新懐古談』 青空文庫
私は濡れたままで、仕事師に突き出され、人波に揉まれ、父に扶けられ、今、この床店の屋根に上って、父の傍で、師匠の荷物も何もかも火の海と化し去る所を見ているのでありますが、万年屋、山城屋(菜飯屋)などの火焔の煽りで熱くなって、その酒に濡れた衣物が乾いて、烟が出ているのに気が附きました。
— 猛火の中の私たち 『幕末維新懐古談』 青空文庫
父さんが遊びに行きましたら、數衛は大層よろこびまして、爐にかけたお鍋で菜飯をたいて呉れました。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
このほか元禄の句にて畑打とあるは畑打に替へて取つたる菜飯かな 嵐雪ちら/\と畑打つ空や南風 好風などなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
その細君もこの花見に私どもの一行に加ったのであったが、後に継母の親戚の山本が来て、『松田の箱入美人を、菜飯田楽へ連れて行ったのはひどいじゃないか』といって笑った。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
菜飯は田楽の時より外に食ふもんぢやない」とあべこべに遣り込めてやつたら「なもしと菜飯とは違ふぞな、もし」と云つた。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
菜飯は田楽の時より外に食うもんじゃない」とあべこべに遣り込めてやったら「なもしと菜飯とは違うぞな、もし」と云った。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
作例 · 標準
大根の葉を細かく刻んで塩もみし、炊きたての御飯に混ぜて菜飯にする。
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田楽豆腐には、香りの良い菜飯が一番よく合う。
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「おばあちゃんが作る菜飯は、シンプルだけど一番のごちそうだよ」
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ウィキペディア
菜飯(なめし)は、刻んだ青菜を炊き込んだ飯、あるいは、さっと湯に通して塩を加えた青菜をまぜた飯である。
出典: 菜飯 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0