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飯上げ

めしあげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
掃除もあれば、飯上げもある。
黒島傳治 入営前後 青空文庫
「お呼びですか」「あゝお腹が空いたんだ」「まア、谷村さんたら随分憎らしいわ、御飯上げましようかと云つたら、もう一時間位して持つて来てくれつて云うし、ゆつくりしていると、じきに釦を押すし……」「たのむ、僕が悪いんだよ」 谷村さんは髪に練り油をつけながら、また肩で笑つて見せました。
林芙美子 清修館挿話 青空文庫
腹が減るとなにかにつけて猜疑心が強くなり、社長クラスや高等官クラスまでが炊事場へ押しかけ、飯上げ当番の手元に注視していて、「君は、君の食器と誰々の食器に飯を押しつけて盛った。
久生十蘭 ノア 青空文庫
「十時か……輸送指揮官、飯上げを繰りあげて、すぐ午食させてください。
久生十蘭 ノア 青空文庫
全員、飯上げをして生気をとり戻すと、早速海難の状況を調べたが、船齢七十余年の老鉄船はふしぎにたいした損傷も受けていず、満潮を利用して離礁することができたらこのまま目的地へ辷りこめるかのような楽観的な考えを起させた。
久生十蘭 ノア 青空文庫
ある兵は、早く飯上げをしろと怒鳴りつづけ、またある兵は、立山丸にいるのだと思いこんで下艙へ寝に行くためにウロウロと艙口を探しまわった。
久生十蘭 ノア 青空文庫