添役
添役
名詞
標準
文例 · 用例
木村には附添ひはなかつたが、坂田には玉江といふ令嬢が介添役として大阪から同行して来てゐた。
— 織田作之助 『聴雨』 青空文庫
花嫁御のオモヨさんと、母親のお八代さんとは母屋の奥座敷に……それから花婿どんの若旦那と、親代りの附添役になりました私は、離家に床を取って寝みました。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
付添役二人、宿方|惣代二人同道の上ともある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
おいらなんざあ、婚礼のあと四日目になつて、やつと、死んだ嬶あのフヴェーシカを抱きよせることが出来たもんだ、それも、介添役の教父が口ぞへをして呉れたればこそだ。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
父子双禍 目付、洞川右膳と、添役、宝沢茂衛門とは、沈んだ顔付をして、八郎太の手もとを見ていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
添役に、一人、付けてやろう。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
この元禄十三年度の饗応役に、本役には岡部美濃守、添役には立花出雲守が振りあてられた、と、土屋相模守にいい渡されたとき、出雲守は顔いろを変えた。
— 林不忘 『元禄十三年』 青空文庫
「立花出雲は、添役じゃぞ。
— 林不忘 『元禄十三年』 青空文庫