唐変木
とうへんぼく異読 トーヘンボク
名詞
標準
oaf
文例 · 用例
もしこれが何でもない事で分り切った事であったならば、世俗の人が科学を誤解し学者を唐変木視する気遣いは更にないはずである。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
世の中にゃ、とんだ唐変木も在ったもんで、まだがらくたを片附けてる最中でさ、だん袋を穿きあがった、」 と云いかけて、主税の扮装を、じろり。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
物を言いかけても十分間ぐらい人の顔をジイッと見たきり返事をしないような禅宗カブレの唐変木が出来上る。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
てめえの子どもを盗まれても知らねえような唐変木が出すぎたまねしやがると、この伝六様が承知しねえぞ」「…………※」「何をぱちくりやってるんだ。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
と私は見当をつけて、はじめに記した如く何時の間にか私の希ひは遥かに伸びて、宇宙に対する吾身のテレ臭さと憧れをかこつが如き唐変木と化したまゝふら/\出発して来たのであつた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
この界わいではちつたあ顔が利いてるピストルの前で何処の唐変木か知らねえが余り気障な寝言を吐いて貰ふめえぜ。
— 牧野信一 『日本橋』 青空文庫
何処に行つても、目触りな唐変木つていふものは居るものね。
— 牧野信一 『風流旅行』 青空文庫
第一この僕にしたって、こんな所へ来るはずはないんですよ、もしも……(医者は歯をくいしばった)……もしも、僕がこんな唐変木でなかったらね。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
作例 · 標準
「まったく、あの唐変木め!」と、彼は頭を抱えた。
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あいつは本当に唐変木で、人の気持ちが全くわからない。
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「もう少し気の利いたことを言え!」「お前は本当に唐変木だな!」
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