左団扇
ひだりうちわ
名詞
標準
ease and comfort
文例 · 用例
わいはなにも娘を売って左団扇でくらす気はないねん。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
もとより左団扇の気持はなかったから、十七のとき蝶子が芸者になると聞いて、この父はにわかに狼狽した。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
それでも娘に婿を取れば、自分は左団扇で暮らせるなどと大きなことを云っていた。
— かむろ蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
然るべきお金持の妾にして左団扇と母親が子供の頃から先をたのしみに育てたのも水の泡、忿懣やる方なく因業爺を呪つてゐるが、ことの真相は奈辺にあるやら分りはしない。
— 坂口安吾 『母の上京』 青空文庫
私たちがたいへん生意気なことを申し上げるようだが、あれがただくだらなく他愛なく勝ってしまって清国の三分の二をもらってしまってさ、左団扇で暮らしていたら、今日、この露西亜との戦争には果たしてこのようにトントンと勝てていたかどうか。
— 正岡容 『初看板』 青空文庫
そして、あなたがもしか失業でもなすったら、私霊媒になって、うんとお金儲けて、あなたを左団扇で遊ばしておいて上げるわ」「馬鹿ッ。
— 大倉※子 『魔性の女』 青空文庫
作例 · 標準
宝くじに当たってから、彼は左団扇の生活を送っている。
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昔は苦労したが、今は左団扇で悠々自適な毎日だ。
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早く引退して、田舎でのんびり左団扇で暮らしたい。
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