他愛ない
たわいない異読 たあいない
形容詞多音語
標準
silly
文例 · 用例
」 と金切声を出して、ぐたりと左の肩へ寄凭る、……体の重量が、他愛ない、暖簾の相撲で、ふわりと外れて、ぐたりと膝の崩れる時、ぶるぶると震えて、堅くなったも道理こそ、半纏の上から触っても知れた。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
モウ一つ飛ばないかナ……などと他愛ない事を考えながら、何の気もなく星空を見い見い歩き出すトタンに深良屋敷に通ずる道路の中央に埋めて在る平たい花崗岩の第一枚目に引っかかって、物の見事にモンドリを打った。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
わたしたちの恋は六七歳のころふたりでよく遊んだお嫁さんごっこの他愛ない遊びに胚胎しているのでございます。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
青年と老女中は、追羽子の羽根のように会話を弄んで行くが、かの女は他愛ないもののように取れて、そっと傍見をして欠伸をしてしまった。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
前川とても、同じ気持であろうか、他愛ない話を、あれやこれやとしながらも、容易に腰を上げかねていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
前川の楽しい気持は、そのまま他愛ない微笑となって、夫人を見た。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
三人は他愛ない話をして笑いあっていた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
二人の話はまた他愛ない話になった。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちの他愛ないおしゃべりが、リビングに響く。
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彼は他愛ない冗談を言って、皆を笑わせた。
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他愛ないことで喧嘩するのはやめよう。
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