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糸取り

いととり
名詞
1
標準
silk reeling
文例 · 用例
自分たちの居場処や服装が糸取りをして働いている同性たちと違っているということだけに視野をとざされていて、働く婦人として社会にもっている関係の本質の共通性をみる生活の力をもっていなかった。
宮本百合子 働く婦人の歌声 青空文庫
お針を習ふ折がなくて過ぎたが糸取りには自信があった。
金田千鶴 青空文庫
』と手取りの絹を胴裏にまでつけた着物を見せられて悦ばれたものだったが、老婆も次第に手が硬くなって好きな糸取りも出来なくなった。
金田千鶴 青空文庫
そこである夜、村長が出かけ、二階の片隅にひそんで静かにうかがっていたるに、一頭の鼠が出で来たり、ここにある糸取り車に乗り、おもしろそうに車を回しはじめた。
井上円了 おばけの正体 青空文庫
そこには一つの粗末な寝床と一つの糸取り車と二つの木の椅子とがあるきりだった。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
何かの機械もなく、糸取り車もなく、何らの道具もなかった。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
木村先生は粉はないか、何でもいいととりよせた白いこなを傷のところにかけ、この辺からこうずーっと入るようにと指図して、傷に添って小さい物尺をおなかの上に置いた。
宮本百合子 寒の梅 青空文庫
一刻も早く終戦のご詔勅を発表しないととりかえしのつかないことになりますが、外地や第一線部隊に遅速なく伝達するにはラジオの放送以外にない。
久生十蘭 だいこん 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの製法で、繭から丁寧に糸を取り出す作業は、熟練を要するんだ。この糸取りの工程を経て、初めて美しい絹糸ができあがるのだ。彼女は祖母からその技術を受け継ぎ、今も古民家で糸取りの仕事をしているよ。 '大変だけど、この絹の光沢を見ると疲れも吹き飛ぶわ'と彼女は微笑んだ。
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