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迸り出る

ほとばしりでる
動詞
1
標準
文例 · 用例
その時その永遠なる底の深みから、強過ぎる、焔が迸り出るので、己達は驚いて立ち止まる。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
だんだん目が馴れて来ると弾が上がって行く途中の経路を明瞭に認める事が出来る、そして破裂する時に、先ず一方へ閃光のように迸り出る火焔も見え、外被が両分して飛び分れるところも明らかに見る事が出来る。
寺田寅彦 雑記(2) 青空文庫
冬中、寒さに閉ぢ籠められてゐた天地の情感が時至つて迸り出るのだが鬱屈の癖がついてゐるかして容易には天地の情感が開き切らない。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫
蛇口から勢よく迸り出る湯のけむりにも、新しい木の香はしみてゐさうだつた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
雷雲のやうに険悪に濁つた血が、迸り出る出口を探し求めてるやうに、脈管を走り廻つている。
水野仙子 脱殼 青空文庫
つまり、淡路君は忠実に勤めを果したので、孔雀は王の衣裳を脱ぎ捨ててから、時針の変化で、幡江を遮ったのでした」 法水の、凄まじい推理力から迸り出る力に圧せられて、一座の者は化石したように硬くなってしまった。
小栗虫太郎 オフェリヤ殺し 青空文庫
両手をあげて迸り出る健策の言葉を押し止めた。
夢野久作 復讐 青空文庫
……ゼゼ……絶対にお断りします」「……………」 私は先刻から一所懸命に我慢していた、あらゆる不愉快な思いが、口を衝いて迸り出るのを止める事が出来なくなった。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
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