道陸神
どうろくじん
名詞
標準
traveler's guardian deity (traveller)
文例 · 用例
……病院下の三ツ角は、遺失すくらゐか、路傍に手紙をのせて來ても、戀の宛名に屆きさうな、塚、辻堂、賽の神、道陸神のあとらしい所である。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
椿 そのほか、夥多の道陸神たち、こだますだま、魑魅、魍魎。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
金屏風とむきあった、客の脱すてを掛けた衣桁の下に、何をしていたか、つぐんでいて、道陸神のような影を、ふらふらと動かして、ぬいと出たものがあった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
女の影なら月に地を這う筈だに、寒い道陸神が、のそのそと四五尺離れた処を、ずっと前方まで附添ったんだ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
――影や道陸神、十三夜のぼた餅―― ある者は自分の影を踏もうとして駈けまわるが、大抵は他人の影を踏もうとして追いまわすのである。
— 岡本綺堂 『影を踏まれた女』 青空文庫
影や道陸神の唄の声もきこえた。
— 岡本綺堂 『影を踏まれた女』 青空文庫
」「宇田川町を通ると、影や道陸神の子供達があたしの影を踏んで……。
— 岡本綺堂 『影を踏まれた女』 青空文庫
影や道陸神なんぞ珍らしくもねえ。
— 岡本綺堂 『影を踏まれた女』 青空文庫
作例 · 標準
村の入り口には、旅の安全を願う道陸神が祀られている。
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昔の旅人は、道陸神に無事を祈ってから出発した。
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古びた道陸神の石像が、ひっそりと道端に立っていた。
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