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頬紅

ほおべに
名詞
1
標準
cheek rouge
文例 · 用例
大島のかさねを黒いコートでつつんで、リスの毛皮を左乳に垂らした、頬紅をささない蒼白な厚化粧の女が、いつも一点をみつめ前後の気配を感ずる都会の女の乗った車が、中央九番街のクロス・ワード模様の東洋銀行のまえで停止すると、彼女のフェルトの草履が石畳を踏んで衣服の黒い裾裏が地上を流れる風にはねかえった。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
行燈式のスタンドの青い光に照らされた鈴子の顔は、もう頬紅の色も見えず、青白いというより、むしろ百合の花のように白かった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
きょうは頬紅も、つけないのに、こんなに頬がぱっと赤くて、それに、唇も小さく赤く光って、可愛い。
太宰治 女生徒 青空文庫
頬紅の色まで青く変っていた。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
鉛粉真白けで丸ふたつ頬紅さいたるおどけづら、円い眼ばりもくるくると今日も呆けた宙がへり。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
主婦は白いすき透るような顔へうっすらと頬紅をさしていた。
田中貢太郎 黄金の枕 青空文庫
又は白粉の濃淡や頬紅の掛け引きなんぞでせめて正面から見た感じなりと誤魔化そうと、明け暮れどれ位苦心惨憺しておられるか知れませぬ。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
刷毛でつけた頬紅を、脱脂綿でまたほのぼのとふきとり、上唇の濃いルージュを、下唇に移して、油性のクリームで光らせる。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
作例 · 標準
彼女は鏡の前で、今日の気分に合わせて頬紅の色を選んでいた。
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舞台女優は、少し濃いめに頬紅を塗って登場した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
健康的な印象を与えるため、彼はほんのり頬紅を足している。
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ウィキペディア

頬紅(ほおべに)は、主に頬につける化粧品。英語の cheek(頬の意)からチークとも言う。ただし、これはいわゆる和製英語で、商品名として cheek color(チークカラー)、cheek shadow (チークシャドー)などの語が用いられることがあるものの、英語では頬紅のことは blush(ブラッシュ)、フランス語では口紅とともに rouge(ルージュ)ともいう。なお、日本語で「ルージュ」という時はフランス語由来で口紅を指すことが一般的である。

出典: 頬紅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0