ずく
ずく
名詞頻度ランク #26016 · 青空 670 例
標準
putting oneself into something
文例 · 用例
なかんずくヘルンを最も悲しませたのは、盆踊等の農村行事や風俗やが、明治政府によって禁圧されたことから、自然に衰褪して来ることだった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
誰も、ごぞんじ無いのだ、と私は苦しさを胸一つにおさめて、けれども、その事実を知ってしまってからは、なおのこと妹が可哀そうで、いろいろ奇怪な空想も浮んで、私自身、胸がうずくような、甘酸っぱい、それは、いやな切ない思いで、あのような苦しみは、年ごろの女のひとでなければ、わからない、生地獄でございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
頭はわるし、文章はまずく、話術が下手くそでも、手紙だけは巧い男という怪談がこの世の中にある。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
端艇|涯をはなるれば水棹のしずく屋根板にはら/\と音する。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
既に、母は二歳の男の子を脊負つて壕の奧にうずくまつてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
車百合、稚子百合、白花蛇イチゴ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、ヤマオダマキなどが、陰森たる白ビソ、米ツガ、落葉松などの下蔭にうずくまっている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
木の葉一枚動かない沈鬱なる空の下に、案じたほどのこともなく向う岸へ渡り、崖の上へ立って振り返ってみると、白衣の道者の一連が来て、大沢の手前でうずくまり、先達がお祈りを上げている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
下谷のある町の金貸しの婆さんの二階に間借りして、うら若い妻と七輪で飯を焚いて暮している光景のすぐあとには、幼い児と並んで生々しい土饅頭の前にぬかずく淋しい後姿を見出す。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
作例 · 標準
「そんなに面倒くさがらずに、少しはずくを出して部屋を片付けたらどうだい?」
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彼は本当にずくのある人で、村の行事にはいつも一番に駆けつけて手伝っている。
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今日はずくが出なくて、せっかくの休日なのに一日中こたつでゴロゴロしてしまった。
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